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2025.06.18

結婚式で着用する衣装って？和装　【親族】

　結婚式で使われる和装にはいくつかの種類があり、新郎新婦の立場や式の格式などによってえらばれます。今回のコラムでは以下に親族の代表的な和装をいくつか紹介します。是非ご参考にしてみて下さい！

【親族の和装】

①黒留袖

黒留袖は結婚式において既婚女性が着る最も格式の高い第一礼装の和装です。特に新郎新婦の母親や親族の女性が着用することが多く、結婚式では非常に格式ある正装として扱われています。特徴としましては黒地が基本で裾のみに華やかな模様（扇・松・鶴・花など）が描かれます。上半身は無地です。金糸や銀糸を使った刺繍や染めが豪華に施されることが多いです。第一礼装の証である五つ紋も付いています。

着用時のポイントとしては、金や銀の格式のある袋帯を使用したり、白の半襟・白の足袋・礼装用のバッグなど小物を使用するのがいいです。

②色留袖

既婚・未婚を問わず着られる格式高い和装で、特に結婚式などのフォーマルな場で使われる礼装です。黒留袖に次ぐ格式の高さをもち、色のバリエーションがあるのが特徴です。また、紋が五つ紋だと黒留袖と同格で、一つ紋・三つ紋の場合は準礼装として使います。親族席なら五つ紋が望ましいですが、三つ紋でも多くの場では問題ありません。ゲストなら一つ紋でも十分です。主に新郎新婦の姉妹・叔母などの親族が着用します。

着用時のポイントとしては、模様や色で春夏秋冬を意識すると上級者感が出ます。

③訪問着

訪問着は、結婚式にふさわしい準礼装の和装で、既婚・未婚問わず着られるフォーマルな着物です。格式の高さと華やかさのバランスがよくて、ゲストとしての出席や親族以外での立場でつかわれることが多いです。特徴は、模様が肩から裾まで繋がっているのと地色や柄に自由度があり、上品かつ華やかであることです。

訪問着を選ぶ時のコツは色留袖と同じく春夏秋冬を意識することです。春には桜や梅などが描かれているものやパステルカラーを。夏には涼しげな薄緑や水色を使用して流水文様を選んでみたり。秋には紅葉や菊などを描かれている物を使用して深めの赤や紫を。冬には松や雪輪が描かれいるものを使用してシックな青やグレー系を着るなど、色や柄に着目してみるといいかもしれません。

④振袖

振袖は未婚女性が着る最も格式の高い礼装の和装です。特に結婚式では華やかさとお祝いの気持ちを表現する装いとして非常にふさわしく、新郎新婦の友人や親族の未婚女性がよく着用します。特徴としては、全体に華やかな模様があり、肩から裾まで続いていて色や柄のバリエーションが豊富です。年齢や好みに合わせて選べます。また、袖が長いのも一つの理由です。

振袖は「華やかなお祝いの気持ちを伝える装い」として非常に印象が良いです。

５．附け下げ

訪問着と似ていますが、附け下げの特徴は、左右の身頃や肩から袖の柄が、必ずしも繋がっていない事です。現代は着て行ける場所が訪問着とあまり変わらず、親しみやすさから人気があります。