columnお役立ち情報

2025.05.18

知っておきたい！ウエディングドレスの生地！

ウエディングドレスにはAラインやマーメイドラインなどデザインがそれぞれあって、着た時に印象がガラッと変わります。でも印象を変えるのはラインだけではないのです！

今回のコラムは、ラインと共に印象を変える【ドレスの生地】について紹介しますのでドレス選びの際に是非ご参考にしてください

生地の種類、特徴

①サテン

サテンはドレスの中でも代表的な素材で、高級感ある上品な光沢は光の当たり方でしっとりとした輝きを放ちます。また、滑らかな手触りで肌に触れた時の感触が柔らかいです。比較的厚みと重みがあるのでシルエットがきれいに出やすく、Aラインやマーメイドラインに向いています。

サテンにも天然素材で非常に高級なシルクサテン、合成繊維で作られたシルクに似た光沢を出せる比較的安価なポリエステルサテン、分厚くてハリのある高級なミカドサテンなどの種類があるので、選ぶ際によく見てみるといいでしょう。

②シャンタン

シャンタンは綿やポリエステルなどを使った平織りの生地で、表面にわずかな凹凸があります。この独特な織りによって控えめな光沢感とナチュラルな風合いを持っています。かしこまりすぎず、カジュアルな印象があります。程よいボリュームの出るAラインやプリンセスラインなどに向いています。

③タフタ

タフタはウエディングドレスの中でも人気のある素材の一つで、独特のハリと軽さ、シャリっとした音感が特徴的です。細い糸を高密度に織った薄手の平織り生地で　ポリエステルタフタを主に使って作られています。見た目のボリューム感より軽い着心地で動きがある場面が多い花嫁様に人気となっている生地です。

④ジョーゼット

ジョーゼットは細い撚り（より）の強い糸を使って織られた薄手の平織生地で、ほんのりとした細かい凹凸とマットな質感が特徴です。軽やかで柔らかい素材なので、マタニティドレスにも選ばれるほどの優しい着心地です。特にナチュラルな雰囲気にぴったりでふんわり揺れるフェミニンな印象を持ち、使われる現場として多いのはガーデンウエディングやビーチ婚など自然なシーンに最適です。エンパイアラインやスレンダーラインによく合います。

⑤チュール

チュールは網目状に織られたとても軽くて柔らかい素材です。バレリーナのチュチュのように重ねることでボリュームを出すことができます。非常に軽く長時間の着用もラクで屋外の移動にも向いております。写真映え重視の花嫁さんに最適でプリンセスラインによく合います。プリンセスのようなドレスをイメージする方には　特におなじみです。

やわらかくてドレープが美しいソフトチュールやラメ入りできらきら輝くグリッターチュール、透け感のあるイリュージョンチュールなど種類がありますのですきな素材を探してみるのも楽しいかもしれません。

⑥オーガンジー

オーガンジーは細い糸を高密度に織って作られたチュールよりも細かく透けて見える平織りの生地でしなやかな針があるのが特徴です。軽さと透明感に加えて、パリッとした質感があります。写真や映像での光の透け感を楽しみたい花嫁様におすすめです。

⑦シフォン

シフォンは非常に細い糸で織られた薄手の透け感のある生地でデリケートな肌の方にも心地よいです。空気を含むようにふんわりと揺れて自然な落ち感があります。風や動きに合わせて揺れる様子が写真や動画によく映えます。エンパイアラインやスレンダーラインによく合います。柔らかい印象を求めている花嫁様にお勧めです。

⑧レース

レースは糸で編み込まれたり刺繡したりした透け感のある装飾生地で、ウエデェングドレスに欠かせない美しい素材であり、華やかさ・繊細さ・エレガントさを演出するために多くの花嫁に選ばれています。ビンテージ感やアンティーク感を求める花嫁様に人気です。

柔らかいシフォン＋繊細なレースを合わせて軽やかで優雅な印象に、サテンの滑らかさとレースの華やかさを組み合わせてフォーマルで上品な印象に、オーガンジーの透明感とレースの複雑さが絶妙にマッチして、豪華でロマンティックな印象になったりと、他素材との組み合わせができます。レースは美しいデザインによって、ウエデェングドレスに深い魅力を与えます。レースの使い方や種類を工夫することで、花嫁の理想にピッタリな1着を作り上げることができます。